1 日時

令和5年12月11日(水曜日)午後7時~8時23分

2 場所

狛江市役所 4階特別会議室(オンライン含む)

3 出席者

委員:奥村 隆一、関谷 昇、西 智子、岡本 千栄子、、麻宮百、石田 琢智、伊東 達夫、伊藤 秀親、馬場 正彦、箕輪 明久、深谷 慎子、若山 拓也、大門 孝行、遠藤 貴美子

事務局:政策室長 冨田 泰
政策室市民協働推進担当 梅津 幸子、髙橋 健太朗

4 欠席者

小林 未結希

5 提出資料

6 議題

1.議題
(1)市民フォーラムについて

-資料1に基づき、事務局から説明-

(委員)
お笑い芸人の方たちの話は、聞きやすかった。

(委員)
ボランティア活動は入りにくいイメージがあるが、お笑い芸人の方の話しは、清掃活動など身近な話題で聞きやすかった。

(会長)
参加者の世代はどうか。

(委員)
こまえくぼのイベントは全般的に高齢の方が多いが、このフォーラムも比較的平均年齢は高そうであった。

(2)市民活動支援センターの評価報告書(案)について
-資料2に基づき、事務局から説明-

(会長)
今年の評価内容はB評価で、昨年よりもよいが、プラスの内容の評価に比べ、マイナスの内容の課題が多い。Bでよいのか。

(事務局)
前回の審議会でも確認したが、課題的なことが多い中で、総合評価はB評価とされる方が多かった。発足当初からこまえくぼを知っている方は、以前よりも良くなっているということなどから評価が高くなっている傾向にあるように思われる。

(委員)
前回B評価が並ぶのは甘いという意見があったが、私は、総合評価はB評価でいいと思う。評価内容が、厳しく具体的に書いてあるので、B評価が過大評価とは捉えられないだろう。前半でこういう活動があったからB評価だという内容が弱いのかと思った。しかし、それを書いてしまうと、それでよしとなってしまう前回の懸念があるから、あえて押さえて書いたのかと思うが、いかがか。

(事務局)
開設当初から見ている皆様からは比較的高い評価をいただいていて、客観的に見ている方はCやD評価を付けている。

(会長)
B評価であるが、課題はたくさんある。これでいかがか。

-委員了承-

(3)市民参加と市民協働の実施状況に関する総合評価(案)について

-資料3に基づき、事務局から説明-

(会長)
資料の内容について、質問はあるか。

(委員)
「会議において「十分に発言できた」という回答が5割を超えており」とあるが、半分しか発言できてないと私は感じた。「7割が自身の意見が取り入れられたと回答している」とあるが、全体の7割という意味か。

(事務局)
全体である。審議会の中には、専門知識が必要で発言が難しい会議から、市民に身近なテーマで考えやすく発言しやすい会議まで様々ある。市民委員の方にとって発言が難しい場面があるかもしれないので、会議の前段で学びの場を提供したり、レクチャーしたりすることが必要。いきなり、会議で知識のある方と一緒に議論というのはハードルが高いので、そういうところを行政としても、フォローする必要があるとしている。

(委員)
仕事で会議の議長をやる時、みんなに意見を言ってもらいたいと常日頃考えている。早めに資料を出して、事前に依頼しておけば意見は出やすくなる。

(委員)
会議は時間が限られているので、何を決定するのかを明確にして、事前に何を考えておいてほしいのか知らせることはすごく有意義だと思う。

(委員)
知識面で難しい面もあるかもしれないし、人前で話すのが苦手という方もいると思う。一言でもいいので、全員に意見を言ってもらうというやり方もいいと思う。

(委員)
発言できなかった2割が気になる。理由は聞いているか。

(事務局)
自由意見の中では、知識経験の差があり、発言することが難しいという意見や、他の方と同じ意見だったというもの等、理由は様々であった。

(委員)
市民公募と有識者で役割があるので、それぞれの立場で意見を出せればいい。

(会長)
この市民参加と市民協働の審議会では、専門知識よりも市民の感覚が必要。

(委員)
専門的なことを話さないといけないと思っていて、自分の主観的な意見は言いづらい雰囲気がある。話しやすい雰囲気はどうしたら出せるのか。

(委員)
市民委員へのフォローやサポートを色々な形でしていただければと思う。

(委員)
専門的な分野では、学びの場は大切だと思う。事前に最低限のことと、専門家とは違う生活者としての意見や、狛江市に長く住む人の率直な意見が欲しい等、何を期待しているのかを伝えておくことは大切だと思う。この部分の率直な意見が聞きたいとか事前に言ってもらった方が発言しやすいと思う。

(事務局)
市民委員の方に学識の委員と同じことを求めているわけではなく、市民として感じることを市民感覚で話してほしいので、いろんな意見があっていいと思う。進行にあたっても、そういったところを配慮しながら発言していただけるようにお願いしていきたい。

(委員)
非常にいい提案だと思う。勉強会だと大袈裟だが、事前に事務局や会長から問題を絞っていただけるといいと思う。

(委員)
私も市民としての意見でいいと思う。補助金の審査をする時は、もう少し深い意見をあと一人知っている方がいてくれてもいいかと思う。

(委員)
福祉政策課の再犯防止推進計画の委員会に出ているが、事前に職員から全体像について説明があった。私以外は警察官や刑務官や弁護士や大学の先生等専門家ばかりで、私は市民の立場でしか物を言えないので、勉強会を開いていただいたのでよかった。全体像を勉強するような会があれば、会議にも参加しやすいと思う。

(会長)
次に新しいメンバーで集まる時は、最初の15分は市民参加の基本を説明してから始めるといいかと思う。

(委員)
この審議会はソフトな雰囲気で話しやすい。会議によっては、話しづらいので、発言しやすい雰囲気づくりも大切だと思った。提言の内容はこれでいいと思う。市民公益活動事業補助金と市民協働事業の違いを明確に表現する件については、これから一緒に考えてお手伝いさせていただきたい。

(会長)
言うは易し行うは難し。こうやって課題として残しておくことは大切である。

(委員)
セミナーは大掛かりなので、会議が始まる5分前にその日のポイントや、なぜそれが必要か、専門用語があればその説明等があれば分かりやすい。

(委員)
提言2について、知らないことがあったり、前提とされていることがたくさんあると発言しづらかったりするので、地ならしをすることが大切である。もともと審議会の中に公募市民委員が入っていくというのは、行政が一方的に計画などを作ってしまっていた時代に、そこに市民の感覚や文化を入れこんでいくというのが公募市民の基本的な考え方である。
他によくある審議会のパターンとしては、あて職等で、何とか団体の代表とか何々の役員という人が参加しているパターンが多く、だいたい審議会は物事を進めていくうえで公認してもらうために役所の中で位置づけられていることが圧倒的に多い。あて職でだいたい3者で決まってしまうような状況の中に市民感覚を入れ込んでいくというのが公募市民委員の基本的な発想であり意義であると思う。そういう意味で、市民の方が話しやすい環境を整えていくことは大切と考える。そのための地ならしとして、勉協会、ミニレクチャーでもよい。全部で10回の審議会なら、そのうちの5回を勉強会にあてる位本格的な勉強会を重ねていく。
例えば、中心市街地の活性化というテーマでであれば、役所の担当者の説明、専門家の説明、地元の商店街をはじめとした現場の人々の話、いろんな形で組み込んで勉強会を重ねていくとイメージが膨らんでくる。意見が出しづらい件については、これまでどういうことをやってきたのか、今どういう状況なのか見えていないと発言しづらい。だから、今どういう状況で、これまで役所がこういうことをしてきた、民間がこういうことをしてきたという情報が共有されると、状況が見えてきて、言えることが増えてくる。思い切ったやり方は、半分が勉強会や情報共有。イメージを膨らますことに時間を割いて、残りの半分は徹底的に深い次元で声を聴いていくやり方もある。
そういう意味ではミニレクチャーから本格的な勉強会も含めてケースバイケースでやっていくしかないと思う。審議会やパブリックコメントなど限られた時間の中でやらざるを得ないので、回数も時間も限られてしまう所があるが、ある程度時間を確保していけるような物事の進め方を担当部署にしていただければと思う。
提言については、全体的には基本的にこれで良いと思う。ひとつ気になるのが、情報の提供の仕方、共有の仕方を今まで以上により徹底させられるかが、何を考えるにしても問われてくる。これから市民参加をする方々やいろんな層がいる中で参加が膨らんでいかないというのは、そういう情報がまだまだ共有されていないということ。
私は、みなさんが関心がないと考えるべきではないと思っていて、関心がないのではなくて、関心を持つに至るまでの情報が共有できてないということがあると思う。そういう意味では、さまざまな情報を役所が発信していく。同じ市民の中でも、周辺団体がどんなことをしているかも共有していく。ただ単にこういう活動をしているだけでは、同じ市民でもイメージがわかかない。
そういう情報だけではなく、もっとこういう人達がいれば、これができる、あといくらあればこんな活動ができる、こういう情報は発信する側の都合で作られることが圧倒的に多いが、受け手がその情報でイメージを膨らませられるかを考えて情報発信していく、あるいは情報共有していくことが大切。それを積み重ねることによって、これだったら自分でもできるかもしれない、こういうやり方があるのなら参加しようかな、自分は活動できないけど寄付だったらしようといろんなイメージが膨らんでいく。
そのためにいろんな情報が必要になっていくので、提言2にもあるように、情報をみんなで学んでいくというプロセスが、今後ますます問われてくると思う。最後に、今、情報公開だけでは足りなくて、オープンデータの時代である。役所が持っている情報をデータ化してもっともっとオープンにしていく。オープンにされたデータを市民活動団体でも民間企業でも個人単位でも、そういう情報に触れて、こういう状況だったら、こういう活動が必要だと考えることができたり、民間企業でも、情報を共有することによって地域に参加しようかなとか、こういうビジネスを起こそうかなとか、いろんなきっかけを与えると思う。
いずれにしても情報発信・共有のあり方を充実させていくことを今後も重視していく必要があるということを申し上げておきたい。

(会長)
今回の提言はこれでいくが、来年度も引き続き情報発信について意識して議論していただければと思う。難しいのは勉強会。もしかしたら審議会のみなさんの役割も絞り込んで、勉強する時間を作るとか、市民フォーラムから補助金の審査までやることが多いので、本質的にこれはというものだけにする。
例えば、事務局で原案を作ってもらって、審議するポイントを絞り込んで勉強会の時間を作るとか、その辺の工夫が、難しいけど必要かと思う。ご意見いただいたので、追加・修正等して、あとは会長一任ということでよいか。

-委員了承-

3.その他

-事務局から報告-

今回が委員任期中の審議会としては最後となり、3期務めていただいた方は今回で終了となるが、その他の方については、引き続きご協力いただきたい。