1 日時

令和4年5月12日(木曜日) 午前10時~11時45分

2 場所

防災センター4階 403会議室(オンラインあり)

3 出席者

委員長:森 安彦
副委員長:菅原 昭英
委員:新井 勝紘、谷川 章雄、冨永 春芳、長沢 利明、谷ヶ城 秀吉
事務局:清水 聡、宮川 展夫(市史編さん室)

4 欠席者

なし

5 議題
  1. 『新狛江市史 普及版』(仮)について
  2. 『新狛江市史 考古編』について
  3. その他
6 提出資料
  1. 『新狛江市史 普及版』構成(案)[452KB pdfファイル]
  2. 『新狛江市史 普及版』レイアウト(案)(省略)
  3. 『新狛江市史 考古編』目次(案)[50KB pdfファイル]
7 会議の結果
  • 委員長が開会を宣言

議題1.『新狛江市史 普及版』(仮)について:資料1、2

  • 事務局から、普及版については、令和3年度に開催された市史編さん委員会において、通史編を要約した読み物とするのではなく、挿図や写真を中心として、市域の歴史を概観することができる図録のようなかたちが望ましいこと、体裁については挿図や写真が見やすいようにA4判などにしたうえで、文章は極力少なくし、平易な言葉遣いやふりがなに配慮すること、分量は全体で100ページを超えない範囲とすることなど、市民が手に取りやすい体裁、内容を目指すべきとの意見が出されていることを説明しました。
  • 編さん委員会からの意見を受けて事務局で検討した目次案及び版面の構成案について説明しました。目次については、原始・古代(地形・地質を含む)、中世、近世、近代、現代の各時代から、時代背景や地域の歴史を知る上で特徴的な項目を5~9項目を抽出したこと、版面の構成は、原則として1項目につき見開きページに収めること、それぞれの項目では、史料の写真や地図、模式図などを大きく配置し、またリード文や説明文はあまり長くせず平易な表現としたことなどを説明しました。
  • 委員から、普及版に掲載する内容については、通史編に掲載できなかった事象についても、取り上げるべきものがあれば掲載すべきとの意見や、狛江地域の歴史において特徴的な出来事や地域性を強調できる事象を多く取り上げるべきとの意見が出されました。
  • 委員から、版面の構成については、それぞれの項目の内容が通史編のどのページと対応しているかを明記して、普及版の内容をさらに詳しく辿ることができるようにすべきとの意見や、時代ごとに帯の色を変えるなど工夫して欲しいといった意見が出されました。
  • 委員から、書名で印象が大きく変わるため、普及版の位置づけを踏まえた上で書名を決定した方が良いとの意見が出されました。また、書名は、「普及版」や「ダイジェスト版」とするのではなく、市民に広く手に取ってもらいやすいソフトなものにすべきとの意見が出されました。さらに、書名は例えば「目で見る狛江のあゆみ」といった物にして、「新狛江市史 普及版」はサブタイトルで入れてはどうかとの意見が出され、書名については引き続き検討していくこととなりました。

 

議題2.『新狛江市史 考古編』について:資料3

  • 事務局から、考古編の目次案について説明しました。考古編は、これまでの市内の発掘調査で蓄積してきた考古資料の集成として編集を進めていること、目次は、冒頭で狛江の地形と遺跡の広がり、市内における調査史を概観し、続いて各時代の概観を説明した後、各遺跡で調査されている特徴的な遺構・遺物の実測図や写真を掲載していく旨を説明をしました。
  • 考古編については、A4判で500ページ程度を想定していること、ページ数が多くなることから、全ページをカラー印刷とすることは難しいため、変遷図などを掲載するページを部分的にカラー印刷にするなどして対応する予定であることを説明しました。
  • 考古担当の委員からは、自治体史の考古編は、まず概要が述べられ、続いて各遺跡の主要な遺構・遺物について記述することが基本であること、また、現在手に入れることができない発掘調査報告書もあるため、市史として考古編を出すことの意味は大きいことが説明されました。
  • 委員からは、それぞれの遺物がどこに保存されているのか、また見学が可能か否かといった情報をできるだけ掲載して欲しいこと、掲載されている遺跡がどの調査報告書に掲載されているかについて情報を掲載して欲しいといった意見が出されました。

 

議題3.その他

  • 事務局から、令和4年度も市史編さん関連講演会を4回開催する予定であることを説明しました。内容については、これまであまり取り上げることがなかった狛江の地形・地質の成り立ちに関する講演や、『資料編近現代5』が刊行されたことから、戦中・戦後期の狛江村の様子に関する講演、また、『民俗編』が刊行されたことから、市内の民俗事象に関する講演などを予定していることを説明しました。
  • 委員長、閉会を宣言

 


狛江市市史編さん委員会委員 名簿

肩書 選任の区分 氏名
委員長 学識経験者 森 安彦
副委員長 学識経験者 菅原 昭英
委員 学識経験者 新井 勝紘
委員 学識経験者・文化財専門委員 谷川 章雄
委員 文化財専門委員 冨永 春芳
委員 学識経験者 長沢 利明
委員 学識経験者 谷ヶ城 秀吉