1 日時 平成27年3月30日(月曜日) 午後6時15分~8時15分
2 場所 市役所5階 503会議室
3 出席者

委員長    森 安彦
副委員長 菅原 昭英
委員   新井 勝紘
     稲葉 和也
     井上  孝
     谷川 章雄
     冨永 春芳

事務局  西田 久美子、宇佐美 哲也、清水 聡(市史編さん室)

4 欠席者 なし
5 議題 1.平成26年度市史編さん事業報告について
2.その他
6 提出資料 1.平成26年度 市史編さん事業報告
7 会議の結果

・議事に先立ち、西田市史編さん室長よりあいさつ。
・委員長が議長を務め、議事を進行。議長、開会を宣言。

 

議題1 平成26年度市史編さん事業報告について:資料1

・事務局から、平成26年度市史編さん事業について報告しました。
・市史編さん委員会と市史編集専門委員会をそれぞれ2回開催したこと、平成26年度に行った史料所在調査の状況、目録作成の状況、古文書修復委託、古文書マイクロ撮影委託の状況について報告しました。
・さらに、駒井地区における民俗調査の現状、泉龍寺の墓地調査の状況について説明しました。泉龍寺の墓地調査については、考古担当の委員から、墓標を2,000基ほどと、開山堂の位牌180基ほどを調査したことの報告があり、今後は本堂の位牌160基と、市内に所在する他の寺院の墓標調査に取りかかりたい旨の説明がありました。
・また、座談会として小足立・覚東地域の方にお集まりいただき、「戦争体験を聞く(1)」を開催し、その成果を『市史研究 狛江』第2号に掲載したことと、多摩川決壊にかかわる座談会を開催したことを報告しました。
・なお、事業成果の公表として、『新狛江市史 資料編 近現代1』、『新狛江市史民俗調査報告書1 猪方の民俗』、『市史研究 狛江』第2号の印刷製本が完了したため、史料提供者、調査協力者に贈呈した後、頒布を開始したい旨を報告しました。
・普及・啓発事業として、市史関連講演会を2回、古文書講座を2回2セットで実施し、講演会には40~50人ほど、古文書講座には20~30人ほどの参加があった旨を報告しました。
・『資料編 近現代1』の担当委員からは、前回の市史において史料集として刊行できなかった近現代史料のうち、明治時代初期の地誌関係の基礎資料を中心に構成したことの説明がありました。また、これまでの市史編集専門委員会での議論をもとに、戸籍や土地の権利等に関する史料については掲載をみあわせ、プライバシーに関する部分は、一部を伏せたこと、また編集専門委員会にて支障がないと判断された商売等に関するものは、史料原文のまま掲載したことなどを説明をしました。
・委員からは、近現代の資料編は、今後4冊刊行していく予定であるが、掲載史料の選択と、個人情報、プライバシー等との問題については、十分な議論が必要であるとの意見が出され、引き続き、編集専門委員会で議論していくことになりました。
・委員からは、今後、刊行物の奥付に西暦を付けた方が良いとの指摘がありました。
・事務局から、平成27年度は刊行計画では近世1と近現代2の2冊を刊行する予定である旨を説明しました。
・近現代を担当する委員からは、近現代の資料編は、ほぼ毎年1冊ずつ刊行することから、掲載する史料を吟味する時間が限られてしまっているとの意見が出され、事務局からは、必要があれば、平成27年度の編さん委員会において、刊行計画を再検討していただきたい旨、説明しました。

 

議題2 その他

・事務局から、平成27年度の刊行物として、『資料編 近世1』と『資料編 近現代2』の2冊、駒井地域の民俗調査報告書、『市史研究 狛江』第3号の4冊を刊行する予定であることを説明しました。
・委員長からは、『資料編 近世1』の現状について、筆耕がほぼ完了し、補足調査を行っている段階である旨の説明がありました。近世1の編成については、旧市史史料集に掲載されていない諸家文書を家ごとに載せること、また世田谷区立郷土資料館が所蔵する文書の中に、多摩川流域の氾濫や普請についての史料が見られることから、調査をして掲載すべきか検討していく旨の説明がありました。
・その他に、今後の史料調査や墓標調査に関して情報交換などを行いました。

 

・議長、閉会を宣言。

 


狛江市市史編さん委員会委員 名簿

肩書 選任の区分 氏名
委員長 学識経験者 森 安彦
副委員長 学識経験者 菅原 昭英
委員 学識経験者 新井 勝紘
委員 学識経験者 稲葉 和也
委員 文化財専門委員 井上 孝
委員 学識経験者・文化財専門委員 谷川 章雄
委員 文化財専門委員 冨永 春芳