1 日時

令和5年2月8日(水曜日)午後7時~午後8時

2 場所

あいとぴあセンター4階講座室

3 出席者

会長:二宮雅也

委員:
河西あかね、染谷泰寿、塩谷達昭、小澤明子、金子育子、柴﨑美紀、内村イセ子、関義典、大倉葉子、以上10名

事務局:
健康推進課長(布施治郎)
健康推進課健康衛生係長(木下元貴)
健康推進課健康衛生係主任(植木さおり)
健康推進課健康衛生係主事(木村かな子)

4 欠席者

副会長:鈴木礼子
委員:佐藤岳人、中里美智子

5 協議内容
  1. 健康こまえ21・狛江市食育推進計画・いのち支える狛江市自殺対策計画の改定に関する事項の答申について
  2. 改定スケジュールについて
  3. 慈恵第三病院健康推進センターについて
  4. ウォーキングイベントの結果について
  5. その他
6 添付資料

【資料1】健康こまえ21・狛江市食育推進計画・いのち支える狛江市自殺対策計画の改定に関する事項の答申について鏡文(案)
【資料2】健康こまえ21・狛江市食育推進計画・いのち支える狛江市自殺対策計画の改定に関する事項の答申について(案)
【資料3】計画改定スケジュール(案)
【資料4】狛江市 R4 狛江ウォーキングイベント報告書
【参考資料1】慈恵健康推進センター開設
【参考資料2】地域とともに-慈恵健康推進センターの展開-

7 会議の結果(要旨)

(1)健康こまえ21・狛江市食育推進計画・いのち支える狛江市自殺対策計画の改定に関する事項の答申について
《【資料1・2】に基づき、事務局より説明》前回会議後、3つの計画を一体化するという内容で中間答申を市長に提出し、今回は、方向性を示した最終答申を報告する予定である。内容としては、3計画の改定時期に丁度国や都の計画改定があるので、きちんと国や都の計画の趣旨を踏まえつつ狛江市の地域性を重視し計画に反映させるという内容の答申となっている。具体的な内容については、令和5年度以降の会議で話し合えればと考えている。
(会長)質問や意見等はいかがか。
(委員)了承。

(2)改定スケジュールについて
《【資料3】に基づき、事務局より説明》
 今回の改定は、3つの計画を1つにまとめる関係で、ボリュームが大きいため、コンサルティング事業者が入る予定である。現在、準備を進めており、プロポーザル方式で事業者を選定予定で、6月には事業者を決定したい。7月の健康づくり推進協議会から事業者にも参加の方向である。令和5年、6年度は計画改定の時期となるため、年5回の開催を予定している。
 令和5年度は計画策定に関するアンケート発送、アンケート集計、アンケート調査結果、令和6年度は素案検討、素案策定、市民説明会を経て、2年間の計画で策定を考えている。
(会長)質問や意見等はいかがか。
(会長)この中に具体的なアンケート調査が入るのか。試案はあるか。
(事務局)3つの計画(健康こまえ21・狛江市食育推進計画・いのち支える狛江市自殺対策計画)からアンケートを集め、アンケートのすべての項目を使うのではなく、コンサルティング事業者の意見も聞いて作ることを考えている。
 回答方法は、無作為抽出で紙ベースが主流であったが、インターネットによる回答も最近増えてきている。今回のは、紙ベースでの回答とインターネットによる回答も行う。狛江市のライン登録者数は5万人を超えており、こちらでもアンケートをお願いする予定でいる。福祉系の他部署でも実際ラインアンケートを行っているため、それも参考にしていきたい。そのアンケートは質問数が多く、時間を要すため、質問数の検討は必要と考える。
(会長)ウェブによる回答が主流となっている。紙による回答とウェブで重複回答のケースもあるため、重複しないようにするための対策も課題となる。おもしろいのは回答方法により違いが出てくるので、その分析も狛江市の貴重な情報となるだろう。来年は5回の開催で、忙しいスケジュールになるが、コンサルティング事業者が入るので少しほっとしている。専門性の高い計画ができればよいと思う。
(委員)プロポーザルによる業者決定が6月に決定し、9月にアンケート発送という予定だが、7月にはアンケートの素案がこの協議会に出るか。
(事務局)その予定である。事務局、コンサルティング事業者とも調整し、協議会の前に委員の皆さまへ素案をメール等でやりとりさせてもらいたい。
(委員)タイトなスケジュールになる。
(会長)コンサルティング事業者を入れた理由でもあり、我々だけでは大変なところもある。
(事務局)アンケートの発送は9月下旬頃になるかもしれないが、いい計画を作りたいと思っている。
(委員)了承。

(3)慈恵第三病院健康推進センターについて
《【参考資料1・2】に基づき、事務局より説明》
 東京慈恵会医科大学附属第三病院は、現在リニューアルを行っており、リニューアルに向けた4本柱の1つに「地域住民の健康推進のための健康推進事業」があり、「慈恵健康推進センター」を開設した。今後は、狛江市・調布市と一緒に事業展開をしたいと慈恵から話があり、市としても慈恵第三病院と連携し施策を展開していきたいと考えている。今回の計画の中にも入れていきたい。
 参考資料2は、10月に行われたフォーラムの資料で、時間のあるときに確認していただきたい。現在は、毎月慈恵とウェブ会議を行っており、今後についての話し合いをしている。令和5年度は、健康推進課の講演会等(がんや健康教育)の事業や高齢障がい課の事業で一緒に行っていく。
 計画改定で協議会の皆さまの他に、専門家をお願いする予算を形状しているため、慈恵の先生を専門家として協議会に参加していただきたいと考えている。
(会長)病院との連携ということであるが、質問や意見等はいかがか。
(委員)地域全体が健康になると考えた時に、行政と慈恵の2本柱はよい。非常に理想的と考える。狛江市の事業を医師会と行政だけでやるということには限界があり、地域の基幹病院が入って前に進むことはよいことだと感じる。
(会長)計画を推進していくには原動力が必要である。行政の事業は行政が行うことが当たり前だが、それだとなかなか進んでいかないのが現実。専門家が支援者として入り、計画が具体的に進められていくのは、非常に強力な存在である。行政の施策は法律に基づくが、民間が入ることで隙間や手を出せなかったところに手厚くできるため、有益な取組みとなることを期待している。
 慈恵は他自治体との実績はあるか。
(事務局)ありません。健康推進センターができたのは最近であり、今回病院の建替えの話があった際に、病院側から健康推進センターの話がきたものである。お互いにメリットはあると思う。
(会長)施設は充実しているのか。
(委員)施設はまだできていない。
(会長)ハードに対して、意見を出すことは可能なのか。
(事務局)ハードの話は、何年も前からされているため、難しいのではないか。ソフト面において、我々とどういうふうに今後進めていくのか話し合いはできるだろう。
(会長)稼働率を上げるためには、ハード面も重要と言われている。専門家が違う箱(ハード)に出向いてもらうことで、イメージトレーニングができるから。
(委員)社会教育課の健康づくり事業があり、健康推進に力を入れている慈恵第三病院の副院長(看護部長)や行政が、健康推進センターを通して、少しずつかかわり始めている。慈恵はまだ慣れていないと思う。医師ががじゅマルセンターを知り、何かに参加するということにはまだなっていない。
(会長)この協議会が中心となってすすめていくとよりよいと感じる。他意見等はいかがか。
(委員)了承。

(4)ウォーキングイベントの結果について
《【資料4】に基づき、事務局より説明》
 開催日は、令和4年10月15日(土曜日)で、市内の小学校2校(3小と5小)で運動会が開催日であった。3小は特に今回のコース内にあり、子どもたちの声も聞こえてきた。天気は曇りで、過ごしやすい気候であった。コースは、狛江ウォーキングマップの「え」コースを改変した、
 イベントオリジナルコース約4㎞で、緑道が多く、迷路のようなコースが特徴であった。途中に、トイレスポットが少なかったことは懸念事項であった。市役所を出発し、清水川公園を経由、3小、6小横を通り、多摩川沿いを歩き、ゴールは和泉多摩川駅前のぽかぽか広場とした。参加者は、定員120名のところ、応募が126名あった。今年度は、昨年度を上回る応募とはなりませんでした。当日は、105名(参加率83.3%)の参加で、参加者に同伴した子どもは7名でした。男女比は、女性7割、男性3割で、男性はご夫婦で参加の方が多かった。参加者年齢は、60代以上が全体の74%を占め、30代以下の参加は全体の4%だった。今後は全世代に広く周知し、参加していただけるイベントづくりが必要と考える。ゴールした方には、アンケートを実施し、全員がウォーキングイベントに満足したと回答していた。お楽しみ抽選会では、セルフケアグッズを準備した。今後希望する参加賞としては、地域振興券(こまチケ等)や健康グッズの人気が高かった。ウォーキング途中には、イベントを取り入れ、どのイベントも概ね好評であった。
(会長)女性7割、男性3割で、男性の参加率については課題である。アンケート結果より、参加者は健康効果を感じたい、変わっていきたいという願望が強いことがわかる。イベントをきっかけとして、(アンケート6)歩く時間が増やせそうかという項目では「はい」と答えた方が9割である。イベントが行動変容のきっかけになるのはよい。この中に参加された人はいるか?主催者である佐藤委員にも聞いてみたい。機会があれば皆さんもぜひ参加していただきたい。
(委員)保存版歩き方の資料は非常に良いと思う。市役所やあいとぴあセンターに置いてあるか。せっかくなので、市役所やあいとぴあセンターに置いたらいいと思う。イベントに参加していない人にも、運動習慣ができることを目標に、ぜひ検討してほしい。
(委員)(アンケート10で)昨年参加されて、ウォーキングの頻度が増えた方が多くいる。イベントで行動変容につながる何かがあったのか。
(事務局)主催の佐藤委員(本日欠席)にも聞いてみたいと思う。来年度もイベントを予定している。来年度に向けて、この協議会でも話し合っていきたいと思っている。
(委員)参加率は同伴の子どもも含むのか。
(事務局)含まない。同伴の子どもはアンケートを回答していないため。
(委員)参加者105名プラス同伴の子ども7名ということでよいか。
(事務局)同伴の子どもは参加者に含んでいないので、その通りである。
(委員)イベントをもっと周知して、2回、3回とやってほしい。参加者が同じ人になるのではなく、参加していない人に参加してもらいたい。
(事務局)今回、参加者数は昨年度より増やしたが、全体の応募数が少なかった。周知方法は再度検討する。
(会長)人は、歩き方を教わるとやってみたくなる。これがいいらしいと聞くと次の日必ずやる、という傾向がある。ウォーキングは難しくないというところがよくて、効果を得られやすいのもメリットとしてある。
(委員)狛江市のライン登録が5万人と聞いたが、このイベントはラインによる告知をしたか。
(事務局)していない。理由は、ラインから毎日通知が来ると、ブロックする人が多く出てくるというデメリットがあるので、広報できるものを選択して通知している状況があるため。今後、カテゴリで健康等にチェックをしている人に送付する等の工夫はできると思う。
(委員)(自分も)登録しているので、ラインは見ると思う。
(委員)狛江市健康推進課にもホームページはあるか。教育委員会には専用のホームページがある。
(事務局)独自のホームページはない。狛江市のホームページの中に健康推進課のページはある。
(委員)ホームページにチラシを貼り付けてもよいと思う。来年度、イベントに参加してみたくなるかもしれない。
(会長)参加者の年齢層を見ると、紙媒体を中心とした告知を見ることが多いと思う。
(委員)「昨年参加された方」というのは、昨年度(令和3年度)にされた方が回答しているのか。
(事務局)その通りである。今のところ、昨年度参加したから、今年度は参加できないということはしていない。
(委員)40名/回だが、増員することは可能か。
(事務局)昨年度30名/回で3クールから、今年40名/回で3クールと人数と増やしたところである。あまり人数が多いと事故が起きることが心配である。運営側のスタッフの人数も考慮の上、参加人数を設定している。
(委員)日にちを増やすことは考えているか。
(事務局)予算上、次年度(令和5年度)は1回のみとしている。
(会長)お金の話になるが、予算をかけずに自主的に運営できるものを作るとよい。ただ、なかなか難しい。参加者にボランタリーべースでやってもらえれば、複数回の開催も可能である。
(委員)高齢障がい課に令和クラブという団体がある。講師の先生を招き、参加者を仲良くさせて、講師が途中抜けても団体の運営を維持している、という取組みがある。
 健康増進室では、健康診断のデータを持ってきて、そのデータを確認して運動を行っている。また、イベントの日に「健康診断の結果を持ってきてください」と言い、そのデータから放置している項目を見つけて助言することができる。イベント参加時に、体温のみでなく、体調を確認することもよいと思う。例えば、血圧測定を行うなど。理想ではあるが、現実では時間がかかるため、できないと思うので非常に悩ましい。 イベントの人数は、1回40名で、3クールは非常に効率的でよい。
(委員)今後は慈恵と一緒に何か計画の予定はあるか。
(事務局)1つのブースを任せることも考えている。
(委員)4月以降にPT(理学療法士)に参加してもらうのもありかもしれない。一つの選択肢としてありだと思う。
(事務局)官学連携も今後検討している。
(会長)他意見等いかがか。発展性が感じられるイベントで、ウォーキングをメインとした、健康づくりになりそうである。
(委員)了承。

(5)その他
(事務局)次回、令和5年度の健康づくり推進協議会は5月中旬頃を予定している。また、日程調整を行う。開始時間は19時からを予定している。委員の皆さんの任期は令和5年7月9日までとなっているが、事務局としては皆さんとやっていきたいと考えている。
(会長)これにて本日の協議内容は、すべて終了したが、委員の皆さんから他何かあるか。
(委員)イベントの様子を見ると、狛江は平坦だということがわかる。また、イベントでは一般道を通るので補助される方は大変だと思う。よろしくお願いしたい。
(委員)HPVワクチンについてだが、先日狛江市内の小学校PTA連合会で、柏原教育長、保坂医師、丸山医師、染谷医師が講演会を行った。狛江市内のHPVワクチン接種率は、中学2年生15%、中学3年生20%、高校1年生30%、高校2年生35%、高校3年生20%以下、大学生は10%以下であることを聞いた。高校2年生までに接種してほしいが、副反応のこともあり、接種率は低い。接種率を高めるにはどうしたらよいかと考える。コロナワクチン接種の方に、HPVワクチンもすすめてみたが、うまくいかなかった。社会全体で推進していくとよいと思う。
(委員)(HPVワクチンの)初めのインパクトがマイナスイメージが大きいのかもしれない。コロナワクチンを反対する人も根強くいる。(委員)市内の12~19歳のコロナワクチンの接種率は、1回目70%、2回目70%、3回目50%、4回目20%であり、HPVワクチンの接種率の方が低い。ぜひ、保健所や学校から通達してほしい。
(会長)親の価値観は影響しやすい。親世代はマイナスイメージを持っている。それに対して、きちんと啓発していくとが大切である。
(委員)啓発できていない。医師でも副反応を心配する人が多い。なかなか前に進んでいないが現実。
(会長)性感染症の広がりをみると怖い。事前に予防し、どういう啓発をしていくのかは重要である。
(委員)感染症を中心に、保健所と大学の健康センターの看護師等とのネットワークを作り、情報発信し始めたところである。
(委員)学生の健康管理の部署に対して、保健所から保健だよりなどの情報を発信してほしい。
(会長)コロナで学校現場は対応に苦慮している。配慮が必要な生徒も多く、HPVワクチンまでに手がまわらないだろう。
(委員)正しい情報を知らないままに感染し、子供を産もうと思う時期に産めないこともある。感染がわかり、一部切除をすることもある。
(委員)若い人が自分ごととしてとらえてほしいと思う。
(事務局)3月10日に子宮頸がんと子宮頸がんワクチンについての講演会を行う。保坂医師を講師として招く。ぜひ参加していただきたい。染谷先生のクリニックにも講演会チラシを置いてもらえるか。
(委員)可能である。保坂先生は、非常に知識のある先生で、実際子宮頸がんの患者さんを診ている先生である。
(会長)必要な情報が必要な人に届くように、広報してほしい。これにて、令和4年度第3回狛江市健康づくり推進協議会を終了する。