(1)健康こまえ21、狛江市食育推進計画、いのち支える狛江市自殺対策計画の改定に際して行う市民意識調査(アンケート調査)について《【資料1・2、参考資料1】に基づき、事務局より説明》
(会長)
Aについては基本的属性ということで、大きな変更はないが、Bの身体の健康については皆様からの意見を踏まえて、いくつか修正した。ご意見をいただきたい。
(委員)
問3以降との関係で、アンケートに健康ガイドを同封することはできるか。
(事務局)
狛江市の事業を知ってもらうためには良い考えだが、健康ガイドを同封することによってバイアスがかかる可能性がある。
また、重さが増えるため郵送料が多くかかってしまう。QRコードを入れるなどであれば実現できる。
(会長)
次にDの体を動かすことについて、何かご意見はあるか。
(委員)
運動とスポーツが何らかの形で定義されていると、回答しやすい。普段している散歩は運動か、スポーツかということはよく聞かれる。それらを含む・含まないという形であると一般の方々へお伝えしやすいかと思う。
(会長)
運動とスポーツの違いを意識して、運動・スポーツにした。どちらかだけ聞くと、今の意見になると思う。どちらをイメージしても答えてもらえるように、網羅的に、運動・スポーツとした。国の調査でも、運動・スポーツ実施率の設問があり、過去の調査では4割台だったが、現在では6割を超えた。
この聞き方で、スポーツを意識的にしているかしていないかという設問になるので、自分でどう判断したかによって、変わってくる。具体的に言うなら、一駅分を意識的に歩こうとする人は運動していると解釈するが、単に家から駅までは通勤なので、日常的なルーティンとして、それは意識的な運動スポーツではないと考える人もいる。その頻度が毎日、週に4~6日、週に1~3日、月に1~4というような形で、一般的な調査と同じような形になっている。
一番ポイントになるのは、問13-(2)の、運動・スポーツができない理由である。時間が取れないというのは労働との関係で致し方ないが、例えば仲間がいないとか、場所がない、やりたい運動が見つからないという理由は選択肢を増やすことで乗り越えられる部分もある。何か対処できるような部分を出していくのが良い。問14に関しては狛江市の具体的な取組の一つである、ウォーキングイベントの根拠を把握するために1日の平均歩数を聞いている。
(委員)
前回の協議会で配布されたアンケートを回答したところ、18分かかった。前回のアンケートより見やすく、答えやすくなった。
(会長)
設問数を減らしたので、試算では12分~13分で回答できる。
(副会長)
問14の選択肢に「未満」を入れた方が良い。
(事務局)
修正する。
(会長)
食の部分についてご意見をいただきたい。
(副会長)
わかりやすくなっていると思う。
(委員)
主食・主菜・副菜のところはよく練られていることはわかる。ただ、主食・主菜・副菜が理解できない方に、イメージができるのか。
(会長)
設問を見た時に、主食・主菜・副菜の意味が分からない。その意味が余白で補足されているが、そこまで読むか。
(委員)
補足箇所を見てくれるとは思うが、それでも主食・主菜・副菜が理解できない方が割と多いと聞いている。この書き方でイメージができるか。
(会長)
現在、食が多様になっている。宗教関係等の多様性に配慮しなければいけない。押し付けるようなアンケートになってはいけない。ただ、どれだけ工夫してアンケートを作成したとしても、実態を正確に把握する調査は難しい。自分としては自信があって、主食・主菜・副菜が揃っていると思っているが、専門家から見たら揃っていない。一方で自分が揃っていないと思っていたら意外と揃っている方もおそらくいる。
例えば、揃っていると回答した方が問21の野菜の摂取に絡んでくると思う。実際に本当に揃っているかどうかとか、野菜の摂取量足りているかどうか判断すると、主観的には揃っていると答えているが、実際には全然足りていないというズレや、あるいは割と揃っていると答えた人は摂取量が多いとか、他の項目との相関として、意識と実態が絡んでいるのか、このアンケートで拾えるのかなと考えている。
健康の分野でも主観的健康観というものだが、自分で自分の健康度を判断するものがあり、実際には不健康な人も自分で健康だと選択した人は、比較的、健康の状態が良いという結果がある。揃っているに丸をつける方がどれぐらいいるのかをまず見ることによって、狛江市の食に対する意識を把握することはできる。
ただ、細かな課題はこの項目だけでは判断が難しいため、問19、問20、問21を見ながら、課題を把握していく形になると思う。
(委員)
主食・主菜・副菜が揃ったイラストに、これが主食、これが主菜、これが副菜と矢印で示すと分かりやすい。
(会長)
この設問で確認したいのは、揃っているか揃ってないかだけである。
(委員)
例えば最近の若者は、パンにハムや野菜を入れて、それで野菜を食べる。この場合も揃っている。イラストのイメージと合わなくなってしまう。
(会長)
例えばお魚・肉を食べられない人にとって、そのイメージが載せられること自体も考なくてはいけない時代だと思う。イラストは難しくなってきている。
(会長)
G、Hで何かご意見お気づきの件はあるか。問33の2は「どちらかというと」ではないか。
(事務局)
「どちらかというと」である。修正する。
(委員)
「回答を終了して構いません」という言葉は問題ないか。「してください」でも良いのではないか。
(会長)
「してください」というと命令調になってしまう。「終了していただいて構いません」とすると丁寧な言い方になる。
(事務局)
「終了していただいて構いません」に修正する。
(副会長)
9ページ下の「自殺に関する意識について」で、あなたの自殺に関する意識等についてお聞きします。」は、同じ文章の中で自殺に関する意識が2回出てきている。
(会長)
次のページで自殺に関する意識とかについて聞くので、負担がある人はやめてくださいということが伝われば良いため、繰り返しにならないようにした方が良い。
(委員)
「I自殺に関する意識について」は「I自殺対策について」とした方が良い。
(委員)
問29の意図は何か。いわゆる依存症につながるような、やめられないとかいう質問は必要があるのかと感じた。
(会長)
健康日本21という国の大きな健康計画の中で、お酒の部分についてはあくまでも嗜好品としての量を聞く。依存症については、実は項目があまりないので、今回の調査で把握したとしても、政策体系としてどこにそれが位置づくのかということは今ここで判断できない。
例えば、9ページの問35の飲酒という設問がある。これはストレスを感じた時の対応としての飲酒である。こういうところとの棲み分けがまだできてないというのも確かに真実かと思う。「習慣」の代わりに「好きだから」として、「睡眠のため」と「やめられない」を追加しても良いと思う。併せて質問の「目的」を「理由」に変えたい。中央のイラストを上に上げ、幅を縮めれば良い。問35の選択肢3と問29-(2)の量が比較・分析できる。
(委員)
Hについて、相談先を知っている前提のような設問となっている。回答をやめたい人はここで終了だが、困った時に相談できる場所を知っているのかどうかを聞くべきではないか。
(会長)
どこに相談できるかを知っているか知らないかが重要だとすると、それを聞いた方が良い。問33の選択肢1・2でためらいを感じた人たちが、11ページの具体的な相談先にアクセスできるのかということを把握できるか、できないのかというところで整理する。問33、問34の整理の仕方だが、これは悩みを感じた時にすぐ相談するかしないか、という設問になっている。なぜためらうのかということで、その理由を聞いていく形だが、今出ている意見は悩みがあったり、相談ごとが必要な時に相談先を知っているかを把握すべきだという意見である。
つまり、ためらいを聞くのではなくて、悩みがある時にどこに行けばあなたの悩みが解決できるか知っていますかということを把握しようという意見である。それが例えば友達や家族など身近な人でも構わないが、それ以外にも公的機関があるというのを認知しているかということを把握した方が良いのではないか。つまり相談する人がいるか、いないか、ということを把握した方が良いのではないかというご意見である。
問33-(1)の選択肢に公的機関を追加したい。まずストレスを感じた時のことについて伺い、その次に相談事が出てきた際、自分がその相談先を認知しているのか、その相談先も含めて把握するというのは二番目。だから問35から問34、その具体的なものとしてこういった機関を知っているか尋ねる流れの方がシンプルかと思う。
(委員)
問35は、特に若い子どもたちであれば、ストレスの原因を解決する努力をすることもある。
(会長)
要するにストレスに向き合うということである。ストレスから逃げるのではなくて、ストレスに向き合ってその原因を解決していくことはあると思う。
(委員)
そういった教育を、中学・高校の保健体育で行っている。
(会長)逃げる方が良いという教えもないわけではなくて、向き合わずに、まずは逃げましょう、といった教育内容である。内容が重たくなると、そういった指導も大人の方ではある。確かに目の前の勉強や、いろんなものから逃げてばかりではなく、ちゃんと向き合おう、というのはわかる。ストレスを解消する方法を尋ねる設問であるが、多様な方法のうちの一つとして考えられる。他の選択肢がストレスから避ける方法が書いてあるので、避けるのでなくて、ストレスと向き合うという人がどのぐらいいるのかということを把握する。ストレスに対処するとの選択肢があると良い。
(事務局)
加えたい。
(会長)
もう一度整理させていただいて、メール等でご案内する形になる。今いただいた意見は、悩みの相談の設問では、具体的な相談先についての考えを聞くべきだとの意見をいただいたので、そのような内容に組み変えていく。それから、問35と問34あたりの順番を入れ変えることによって、ストレスを感じた時の対処も、軽い対処から行政的な対処まで順番が組めるということで、整理し直す。
(事務局)
問36-(1)の選択肢6における「一旦」という言葉は削除したい。
(委員)
「最近1年以内に」という質問項目は国と同一なのか。
(事務局)
例えば国だと、今までの人生で自殺したことありますかという問いが一つあり、それで「はい」と答えた人が「最近1年以内に」といった構えとなっている。
(会長)
生涯にわたることを聞いて、その言葉で過去を思い出させるのも良くないと思う。
(副会長)
問37の質問が自殺対策に関する以下の事柄というのは気になる。
(会長)
自殺対策に対する事柄ではないので、悩みとかがあった時に相談ができる相談先として「以下のものを知っていますか?」という、平易な聞き方で良いだろうと思う。
(副会長)
「まもろうよこころ」と「こころの健康相談室」のメッセージを問37の中に入れると、この項目が浮かないで済む。質問の中に入っていると注目しやすいかもしれない。
(会長)
ここの意図というのは、この設問、解答した人がご気分を害した場合にどこに連絡すれば良いかということ。設問の中に入れるということよりは、最後に示したほうが良いかもしれない。その中で設問よりも先に持ってこないと、設問を読んですぐに気分を害した場合のことを考えて、ということである。
(副会長)
いきなり唐突に現れたと個人的には感じてしまう。
(会長)
回答する中でということは回答してみなければわからないなというところもあるので、後ろにあったほうが最後の砦になる。調査票上部に「以下の質問に回答する中で、負担不安に感じたり、相談したい。悩みなどが発生した場合は、最後のところの案内をご覧ください。相談窓口をご活用ください」として設問に入り、最後にその案内が入ってくるというデザインにした方が良い。
(委員)
選択肢8のゲートキーパーは人である。上は組織なのでゲートキーパーが違和感がある。
(会長)
問37の8は抜き出して単独の説明で知っているかを聞くようにしたい。
(委員)
問39の4の生活困窮者に対する支援の充実という項目で、生活困窮者は自殺率が高いのかというエビデンスがあるのか。また、厚労省が去年の秋に自殺大綱に女性に対する支援を充実しなさいというのが新たに追加されたがどうして出てこないのか。
(会長)
ここは狛江市が特にどれを選択していくのかを決めるための項目でもあるので、主観で良いと思うが、なぜ生活困窮者が出てきたのか、女性が出てこないのかに対して説明ができれば良い。
(事務局)
確かに女性というところは、見落としていた。
(委員)
話が少し戻るが、問20で尋ねている350g以上の野菜について、350gのイメージとして両手いっぱいの量だと示した方が良い。
(副会長)
茹でると片手、生だと両手と食材の調理状態で重量が変わってしまう。
(委員)
問27と問28は両方必要か。
(会長)
単純に聞き方も、例えば食べ物を無駄にしないような行動をしていますか?のような形にして、問28をそのまま答えていただいて、7番を何もしていないとすれば良いかと思う。
(2)ゲートキーパー研修について
《【資料3】に基づき、事務局より説明》
(3)令和5年狛江市ウォーキングイベントについて
《【資料9】に基づき、事務局より説明》
(会長)
以上で、令和5年度第3回狛江市健康づくり推進協議会を終了する。次回、第4回目の本協議会は12月頃に行うこととする。日程は改めて事務局より連絡する。
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