(事務局)
定刻となりましたので、ただいまから令和7年度第1回狛江市国民健康保険運営協議会を開会いたします。
委員の皆様におかれましては、御多用中のところ本会に御出席をいただき、誠にありがとうございます。
はじめに、本日の議事進行についてですが、令和7年度は当協議会委員のうち公益代表である市議会選出委員の改選が行われております。
このため、現時点では会長並びに会長職務代理が不在となっておりますので、会長並びに会長職務代理が選任されるまでの間は、事務局にて議事進行を務めさせていただきますので御了承ください。
続きまして、委嘱状交付でございます。新たに選出された公益代表委員の皆様3名に対して、松原市長より委嘱状を交付させていただきます。お名前をお呼びいたしますので、恐れ入りますが松原市長の正面までお進みください。
(委嘱状交付)
(事務局)
次に、次第の1、会長並びに会長職務代理の選任でございます。当協議会における会長並びに会長職務代理につきましては、国民健康保険法施行令第4条の規定により、公益を代表する委員のうちから、全委員の選挙で選任することとされております。事務局案をお示しさせていただき、委員の皆様に御承認いただきたいと思いますが御異議ございますでしょうか。
(全委員)
異議なし。
(事務局)
それでは会長を石井委員、会長職務代理を小野寺委員とする案を事務局案としたいと思います。
御異議ございますでしょうか。
(全委員)
異議なし。
(事務局)
御異議なしと認めます。それでは、石井委員を会長、小野寺委員を会長職務代理と選任させていただきます。両委員は前の席にお移りください。
続きまして、市長から御挨拶をお願いいたします。
(市長)
市長の松原でございます。開会にあたり、一言御挨拶申し上げます。
皆様には、日頃より、狛江市市政に多大なる御理解と御協力をいただき、誠にありがとうございます。
本日、私からは、「国民健康保険税率の改定について」「狛江市国民健康保険財政健全化計画の改定について」以上の諮問をさせていただくものでございます。
諮問書につきましては、皆様のお手元に写しを配布しておりますので、後ほど事務局から詳しく説明させていただきます。
令和7年度国民健康保険特別会計の予算総額は、72億1千7万5千円、前年度比1億9,807万7千円、2.7%の減となっておりますが、依然として大きな予算規模となっております。
国民健康保険被保険者数は減少を続けておりますが、1人当たりの医療費が増加していることや、団塊の世代が後期高齢者医療保険制度に移行すること等により後期高齢者支援金の負担が増加するなど、財政健全化に向けた取り組みは困難な状況にございます。
国民健康保険制度の安定的な運営に向け、運営協議会委員の皆様におかれましては、是非、長期的視点で市の国民健康保険について御意見をいただければと考えております。
皆様には、より一層のお力添えをいただきますようお願い申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。
(事務局)
ありがとうございました。なお、市長は公務のため、ここで退席致します。
それでは、新たに着任いただきました委員の皆様、石井会長、小野寺職務代理、岡村委員の順に自己紹介をお願いいたします。
(委員挨拶)
(事務局)
皆様、ありがとうございました。
近藤委員におかれましては、御欠席の御連絡をいただいております。近藤委員からは、会長及び会長職務代理の選任につきまして、あらかじめ御了承いただいております。
次に、事務局職員についてでございます。
令和7年4月1日付定例人事異動に伴う異動がございますのでお知らせいたします。
保険年金課長加藤達朗が教育部図書館へ転出し、私図書館長細川浩光が保険年金課長を拝命しております。
一言御挨拶させていただきます。
皆様と1年間国民健康保険について検討させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
なお、議事の内容等必要に応じまして、国民健康保険税の収納業務を所管する市民生活部納税課長及び国民健康保険における特定健康診査等一部事業を実施している福祉保健部健康推進課長が、今後出席することがあります。
ここからの議事進行は、石井会長にお願いいたします。
(会長)
それでは、ここからの議事進行につきましては、私が務めさせていただきます。
本協議会は、対面とウェブ参加を併用して開催させていただきますので、あらかじめご了承ください。
本日の会議につきましては、「狛江市の市民参加と市民協働の推進に関する基本条例」により、会議は原則として公開となっております。
なお、本日は傍聴の申し出はございません。
続きまして、本日の出席状況ですが、対面での出席が9名、ウェブによる出席が松岡委員、松浦委員、竹村委員、古市委員の4名、欠席は近藤委員1名となっております。出席委員は全体の半数を上回っており、また狛江市国民健康保険条例第2条各号に定める委員のうち各1名に御出席いただいていることから、狛江市国民健康保険運営協議会規則第7条の規定を満たしており、本協議会は成立いたします。
次に、本日の会議でございますが、お手元の次第を御覧ください。
3議題(1)議題といたしましては2点でございます。
なお、次第にはございませんが、最後にその他として、本日予定している議題以外について、委員の皆様からの御質問や御要望などがございましたら、ここでのお取り扱いをお願いいたします。
最後に、関係資料として資料1、2の他、基本資料及び基礎資料各1点と参考配布資料として令和6年度第1回基礎資料1を事前にお配りしており、本日配布資料として委員名簿、諮問書の写しを机上配布させていただいております。
お手元の資料に過不足はございませんでしょうか。
また、会議録作成システムの適切な運用のため、委員の皆様が発言する際には、必ず挙手のうえ会長からの指名を受けたのちに、発言するようにお願いいたします。
次に、狛江市国民健康保険運営協議会規則第12条に基づく会議録の署名委員につきましては、岡村委員、竹村委員のお二人にお願いいたします。
それでは、議事を進めます。
3議題 (2) 審議事項① 「国民健康保険財政健全化計画の見直しについて」②「国民健康保険財政健全化計画に基づく国民健康保険税率について」事務局より説明をお願いいたします。
(事務局)
お手元の資料1「狛江市国民健康保険財政健全化計画の実施状況について」及び資料2「(再掲)令和5年度第1回資料1」を御覧ください。
今回諮問させていただいております2点の議題につきましては、財政健全化計画の際に御議論・御検討をいただく必要がございますので、諮問事項2点をあわせて御説明させていただきます。
詳細は各説明資料のとおりとなっておりますが、現状2年ごとに行っている国民健康保険税率の改定につきましては、狛江市国民健康保険財政健全化計画に基づき実施しております。
国民健康保険特別会計において一般会計からの繰入を行う「法定外繰入」のうち、決算を補てんする目的で繰り入れる金額を「赤字」と位置付け、現行計画においては14か年という期間を設定して解消していくこととしておりますが、資料1のとおり、実際の決算の推移に照らしますと、解消すべき赤字額はさらに拡大しているところでございます。
資料2の4ページ目以降にお示ししておりますように、現行計画の期間内に赤字解消を実現するためには、東京都から示される「標準税率」を、ある年度で一時に適用するか、予定しております税率改定年度ごとに段階的に適用させていくことが必要となります。
また、別の角度からは、現行計画の目標年次そのものの見直しを図るということも、御議論の視点となるかと考えております。
国民健康保険を取り巻く情勢としては、今後も少子高齢化が進展することや、被用者保険の適用範囲の拡大による税負担能力がある被保険者数の減少の他、医療費の高額化が進んでいること、また令和8年度からは子ども子育て支援金の負担が新たに生じること等、今後も歳入である国民健康保険税は減少が見込まれるものの、歳出である医療費等は増加が見込まれており、非常に厳しい状況が予想されます。
続きまして、基本資料の概要を簡単に御説明させていただきます。
まず、「令和7年度第1回狛江市国民健康保険運営協議会 基本資料」(2)審議事項の箇所を御覧ください。こちらは資料1、及び資料2に記載されている内容をかいつまんで御説明した資料でございます。
現在の「狛江市国民健康保険財政健全化計画」は、平成31年度の法定外繰入の見込額のうち、決算補てんに相当する4.04億円を「解消すべき赤字額」と位置付け、2年ごとの税率改定による国民健康保険税収入の増加と、保健事業の実施や被保険者数の減少に伴う保険給付費の自然減により、14か年を掛けて段階的にこれを解消していくことを目指すものでございます。
資料1では、令和5年度の決算に基づく、財政健全化計画の実施状況をお示ししております。各種の数値は資料のとおりでございまして、結論としましては令和4年度に続いて赤字額を減少させることができませんでした。
この要因としましては、被保険者数の減少等により国民健康保険税収が減少したこと、それに反して保険給付費が多少は減少しているものの横這いであったこと、東京都に納める納付金の金額が令和4年度と比較して大きく増加したことにより、歳入の減少を歳出の抑制で補うことができなかったことが考えられます。
資料2では、令和5年度に行った、財政健全化計画の今後のあり方に関わる資料を再掲しております。
こちらで御注目いただきたいのは、資料2の4ページ以降のシミュレーション部分になります。
現行計画の期間内で、目標を達成させるためにはどのような取組が必要となるのかを端的にお示しさせていただいたものでございますが、まず「税率を据え置きにする場合」は、当然ながらよほど劇的な給付費の減少等が無い限り、赤字解消は達成できません。
また、東京都が示す「標準税率」を適用させた場合は、その時点で赤字は解消できますが、基本資料の表に記載させていただきましたとおり、狛江市のこれまでの税率とは大きな開きがございます。
あるいは、なんとか現行計画期間内で赤字を解消するために、これまでで増加した赤字分も加味したうえで、赤字解消のために必要な調定額を、税率改定の年度に割り振ることで、駆け足で目標達成するという考え方がございます。
このほか、着眼点を根本から変えて、目標年次の見直しを図ることで、税率改定の被保険者の皆様への影響を抑えながら、効果的な保健事業を実施していくことで歳出抑制を強化することなどで補う、という考え方もあることをお示しさせていただいております。
事務局からの説明は以上です。
(会長)
ありがとうございました。
当協議会では、協議会での議論検討の時間を最大限確保することを目的といたしまして、事前配布資料の中の「基本資料」に、事務局からの説明が記載されておりますが、御意見、御質問等ございましたら挙手をお願いいたします。
よろしいでしょうか。
それでは、「国民健康保険財政健全化計画の見直しについて(諮問)」及び「国民健康保険財政健全化計画に基づく国民健康保険税率について(諮問)」については、今後運営協議会として議論を進めて、令和8年1月21日に予定している令和7年度第4回運営協議会で答申する予定として、継続審議といたします。
それでは、最後にその他でございますが、本日の議題以外で何かございましたら挙手をお願いいたします。
よろしいでしょうか。
以上で、本日予定している議事は全て終了いたしました。
次回、令和7年度第2回目本協議会は、令和7年7月14日月曜日13時30分からとさせていただきます。
それでは閉会いたします。ありがとうございました。
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