雨水出水浸水想定区域の指定・公表について
雨水出水浸水想定区域は、想定される最大規模の降雨により雨水を排除できなくなった場合等に内水氾濫が想定される区域で、水防法第14条の2の規定に基づき指定・公表するものです。いざという時の避難等対策を講じていただけるよう雨水出水浸水想定区域図を作成しました。
狛江市雨水出水浸水想定区域図
※「狛江市防災マップ、ハザードマップ、防災ミニアプリ」はこちら
よくある質問
雨水出水浸水想定区域図とは?
内水浸水想定区域図作成マニュアル(案)、令和3年7月、国土交通省水管理・国土保全局下水道部)によると、内水浸水想定区域図とは、下水道の排水能力を上回り下水道に雨水を排除できなくなった場合または放流先の河川の水位上昇等に伴い下水道から河川等に雨水を排除できなくなった場合に浸水が想定される区域の総称です。
雨水出水浸水想定区域とは?
雨水出水浸水想定区域とは、水防法第14条の2に規定される、想定最大規模降雨により公共下水道等の排水施設の排水能力を上回り公共下水道等の排水施設に雨水を排除できなくなった場合または放流先の河川の水位上昇等に伴い公共下水道等の排水施設から河川等に雨水を排除できなくなった場合に浸水が想定される区域です。
すなわち、想定最大規模降雨を対象とした内水浸水想定区域を雨水出水浸水想定区域と呼んでいます。
想定最大規模降雨とは?
想定最大規模降雨とは、水防法第14条第1項に規定する想定し得る最大規模の降雨であり、国土交通大臣が定める基準(平成27年7月19日国土交通省告示第869号)に該当するものであり、雨水出水浸水想定区域の前提とする降雨をいいます。
想定最大規模降雨の設定方法は、「浸水想定(洪水、内水)の作成等のための想定最大外力の設定方法、平成27年7月、国土交通省水管理・国土保全局」を参照してください。
東京都では、昭和56年台風24号の実績降雨波形を、1時間で153mm、24時間で690mmとなるように引き伸ばして、想定最大規模降雨の降雨波形を作成しています。狛江市においても、同様の降雨波形を使用して、雨水出水浸水想定区域図を作成しています。
雨水出水浸水想定区域図の目的とは?
下水道施設は、整備水準を上回る大雨が降った場合には対応しきれません。そこで狛江市では、このような大雨が降った場合の浸水に対する危険性をお知らせし、住民自ら避難等の対策を講じて頂けるよう、雨水出水浸水想定区域図の作成・公表を行っています。
雨水出水浸水想定区域図の作成方法は?
雨水出水浸水想定区域図は、流出解析モデルを用いた浸水シミュレーションにより作成しています。浸水シミュレーションとは、下水道施設等の整備状況や地表面形状等をモデル化し、その排水区の特性を反映した流出・氾濫現象を解析することを指します。
具体的な作成条件は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 対象降雨 | 想定最大規模降雨 1時間153mm、総雨量690mm | ||||||||
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対象施設 |
下水道:令和6年度末時点データ | ||||||||
| メッシュサイズ | 最大10m×10m程度(100㎡以下) | ||||||||
| 地盤高 |
国土地理院の基盤地図情報 数値標高モデルの5mメッシュ |
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| 解析手法 | フルモデル(降雨損失+表面流出+管内水理+氾濫解析の一連解析) | ||||||||
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境界条件 |
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【解析モデルの詳細】
(1)降雨損失モデル
くぼ地貯留、浸透、蒸発散による降雨の損失を考慮し、降雨量から地表面に流出する有効降雨量を算出する。
(2)表面流出モデル
有効降雨が地表面を流れる経過を運動力学的に求め、雨水ます等から管渠・排水路への流入量の時系列変化(ハイドログラフ)を算出する。
(3)管内水理モデル
表面流出モデルにより算出された各流入地点でのハイドログラフを用いて、管渠内の流れを解析する。
(4)氾濫解析モデル
管渠から溢れた水に由来する氾濫水の地表面移動現象を解析する。
雨水出水浸水想定区域図は、宅地建物取引における重要事項説明に該当しますか?
該当しません。
令和2年8月の宅地建物取引業法施行規則の改正・施行により、不動産取引時に宅地建物取引業者が重要事項説明として、水害ハザードマップにおける取引対象物件の所在地について説明することが義務化されました。なお、「水害ハザードマップ」とは、水防法に基づき作成されたものであり、水防法第15条第3項の規定に基づいて市町村が提供する水害(洪水、雨水出水、高潮)ハザードマップのことをいいます。よって、宅地建物取引における重要事項説明においては、現存する最新の水害ハザードマップを使用してください。
時間雨量153mmの雨はどのくらいの雨ですか?
狛江市での既往最大降雨は時間雨量79.5mm(平成17年9月4日)で、その約2倍の雨量です。
気象庁によると、1時間雨量80mm以上で「猛烈な雨」とされ、息苦しくなるような圧迫感があり、恐怖を感じます。また視界が悪く、車の運転が危険な状況となります。
浸水深が記載されているが、目安としてどの程度の被害となりますか?
浸水深の目安は、以下のとおりです。
浸水深 0.45m:家屋の1階床高に相当する程度(床下浸水と床上浸水の境界)
浸水深 3.0m :家屋の2階床面に相当する程度
浸水深 5.0m :家屋の2階が水没する程度

浸水深と住宅高さとの関係
(水害ハザードマップ作成の手引き、令和5年5月、国土交通省水管理・国土保全局)
内水ハザードマップとの違いはなんですか?
ハザードマップは自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、災害のリスクと災害時の避難所、防災行動に役立つ情報等を表示した住民向けの地図です。ハザードマップには、「地震」や「洪水」「内水」等の様々な種類があります。
その中で内水ハザードマップは、雨水出水浸水想定区域を元に作成しています。
その他
雨水出水浸水想定区域図に記載する情報として浸水深のほかに、下記の項目が挙げられます。しかし、狛江市においてはこれらに該当する浸水は発生しない結果となりましたので、記載していません。
- 浸水継続時間及(浸水深50cm以上がおおむね24時間以上継続する場合)
- 地下街入口等の主要地点における水深の経時変化

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