1 期間

令和2年8月6日(木曜日)~8月20日(木曜日)

2 開催形式 書面による開催
3 出席者

委員長  森  安彦
副委員長 菅原 昭英
委員   新井 勝紘
     稲葉 和也
     井上  孝
     谷川 章雄
     冨永 春芳

     堀井 美智子

4 議題
  1. 平成31年度事業報告について
  2. 令和2年度事業計画について
  3. 『新狛江市史 通史編』について

  4. その他
5 提出資料

 意見等提出シート
 資料1 平成31年度市史編さん事業の概要 
 資料2 令和2年度市史編さん事業計画 
 資料3 『新狛江市史 通史編』について

6 会議の結果

 議題1 平成31年度事業報告について:資料1
ー資料1に基づき事務局から説明ー

  • 平成31年度には、市史編さん委員会を令和2年3月30日に予定していたが、新型コロナウィルス感染拡大防止のため開催を中止したことを報告しました。
  • また、資料調査の状況や古文書修復委託の状況、古文書マイクロ撮影・デジタル化委託の状況、和泉地区で進めた民俗調査の状況等について報告しました。
  • なお、事業成果の公表として、『新狛江市史 資料編 近世3』、『新狛江市史民俗調査報告書6 和泉の民俗』、『市史研究 狛江 第7号』を編集・刊行した旨を報告しました。
  • 市史関連講演会及び古文書講座については、編さん委員・編集専門委員及び調査員等が通史編の執筆準備・資料調査に専念していただくため、講座の開催を見合わせたことを報告しました。

 

(議題1についての委員意見)

  • 新型コロナウィルス感染拡大防止のために市史編さん委員会の開催を中止した旨は、了承した。
  • 作業量が多いいくつもの事業を同時並行で達成してきており、担当者各位の努力によるものと考える。 
  • 事業の成果の公表は、①年を追うごとに資料の原本は散逸してしまうので、このような形で未来に向けて残して欲しい。②民俗調査は大変細かいところまで行われていると考える。③市史研究は市制50周年を経過し、「新狛江市史」が出来ても続けることが望ましい。

 

議題2 令和2年度事業計画について:資料2
ー資料2に基づき事務局から説明ー

  • 編さん委員会は、年間5回を予定しているが、新型コロナウィルス感染拡大防止のため上半期に開催できないため、今後の開催については調整させていただきたいこと、また、編集専門委員会は『新狛江市史 通史編』の編集の進捗状況にあわせて必要に応じて開催する予定である旨を説明しました。
  • 資料調査としては、古文書等の所在状況調査、マイクロ撮影・デジタル化委託、民俗調査等を進めていくことを説明しました。
  • 刊行物として、『新狛江市史 通史編』を刊行する予定である旨を説明しました。
  • 関連事業の開催予定として、『新狛江市史 通史編』の刊行後、それを活用した講演会を予定したが、刊行時期が遅れたことから、開催時期などについては検討が必要である旨を説明しました。

 

(議題2についての委員意見)

  • 令和2年度もすでに半分近く経過し、積みのこしがあるのは避けられないと考える。令和3年以後に送る分を明確にし、今年度は通史編に集中すべきと考える。
  • 委員会は開催できなかったが、着々と資料が整備されていると考える。
  • 他の刊行物については、通史編の完成後に続けて欲しい。
  • 市制50周年が過ぎても、今後のために、「市史編さん室」は名称や所属を変えても続けて欲しい。
  • 令和2年度は、新型コロナウィルスの先行きが見通せないこと、通史編の年度末刊行を考えると、通史編の執筆・編集・印刷に集中せざるを得ないと考える。
  • 大変な状況なのでなかなかこうした事業を進めていくことは難しいであろうことを察する。

 

議題3 『新狛江市史 通史編』について:資料3
ー資料3に基づき事務局から説明ー

  • 事務局から、『新狛江市史 通史編』刊行のスケジュールについて、10月末の刊行予定で、原稿の集約を進め、事務局による内容確認、体裁の統一等の作業を7月末を目途に進めるものとしていたが、新型コロナウィルスの流行と緊急事態宣言の発令による影響から、体裁の統一等の作業を12月末を目途に進め、3月末の刊行に変更したい旨を説明しました。
  • 『新狛江市史 通史編』の内容確認について、各執筆者から提出いただいた原稿について、事務局にて事実確認と表現の調査等を行った割付を行い、編さん委員・編集専門委員・各執筆者へ校正紙を発送し、内容の確認作業をお願いしており、今後、割付が終了したものから順次委員等に宛てて発送する旨を説明しました。

 

(議題3についての委員意見)

  • 工程の見直し案は賛成。コロナ感染防止など諸条件のため、この見直し案でもかなり無理があるように思う。新しい通史編は重要な意味をもつので、手を抜くことができない。やりのこしはまだ色々あるが、可能な範囲で埋めていきたい。
  • 通史編本文の文字のポイントについては、前回の市史と比較して、読みやすくなったと受け止められるようなポイントを希望する。
  • 発行が遅れてもやむを得ないと考える。図書館の閉鎖や入場制限、閲覧制限、高齢者への聞き取りができず作業が進まない。事情は了解。
  • 『通史編』は、市制施行50周年での刊行をめざして、見直し案(厳しいとは思うが)で、進めて欲しい。

  

議題4 その他

(議題4についての委員意見)

  • 通史編には、図版・写真・表などを多く入れたいと考える。
  • 編さん事業の継続性を確保するにはどうしたら良いか。
  • 郷土資料館(あるいは博物館)は、これまでの諸資料・情報の蓄積からいって不可欠。行政の中で具体化できる道をさがしていくのが課題と考える。
  • 市史も終盤になってきているが、市史の基本方針の一つに「歴史的公文書の選別、保存、公開、活用に関する考え方を整理」し、「将来にわたって効果的に活用するための拠点のあり方」や保管、管理、調査、研究のあり方を検討することになっているため、この点についても今後議論が必要。
  • 石井家文書に関する講演会や展示会を開催して、今回の編さん事業の中心になった同家文書の位置付けを行って欲しい。

 


狛江市市史編さん委員会委員名簿

肩書 選任の区分 氏名
委員長 学識経験者 森 安彦
副委員長 学識経験者 菅原 昭英
委員 学識経験者 新井 勝紘
委員 学識経験者 稲葉 和也
委員 文化財専門委員 井上 孝
委員 学識経験者・文化財専門委員 谷川 章雄
委員 文化財専門委員 冨永 春芳
委員 公募市民委員 堀井 美智子