1 日時

令和7年6月17日(火曜日)午後2時30分~3時25分

2 場所

狛江市ビン・缶リサイクルセンター 

3 出席者

会長 松木 稔、副会長 榎本 正樹

委員 松田 光司、伊佐 雅美、勝又 寿美江、重國 毅、杉田 三枝子、大門 ミサ子、

   西河 敏子、濱 惠子、林 有子、森山 和子、一瀬 隆文(環境部長)

事務局 加藤清掃課長、岩下業務係長、鈴木主事 (16名)

4 欠席者
なし
5 議題

1.令和6年度清掃概要(案)について【資料1】

2.新たなごみ減量方法の検討について

3.その他

次回の開催について

6 資料

第3回次第.pdf [ 30 KB pdfファイル]

令和6年度清掃概要(案).pdf [ 2183 KB pdfファイル]

7 議事

(会長)

これより第3回ごみ半減推進審議会を開会します。

第2回の会議録について事務局よりお願いします。

(事務局・清掃課長)

会議録については、委員の皆さまのご確認をいただいた後に、修正がございませんでしたので、ホームページに掲載しております。

なお、今回の審議会の開催通知につきまして、委員の皆様への通知が直前になってしまい、申し訳ありませんでした。事務の見直しをさせていただき、今後は開催の1か月前に、委員の皆様に通知できるよう、対応させていただく予定です。なお、開催通知には当日の議題の予定を掲載しておりますが、早めに通知をさせていただく都合上、当日までに変更となる可能性がありますので、あらかじめご了承いただけると幸いです。

 

(会長) 本日の議題は、

1 令和6年度清掃概要(案)について

2 諮問1 新たなごみ減量方法の検討について

3 その他 次回の開催について

になります。

議題1 令和6年度清掃概要(案)について、事務局より説明願います。

 

(事務局・業務係長)

令和6年度の狛江市清掃概要の案がまとまりましたので、ご説明します。

狛江市清掃概要は、昨年度の1年間のごみ処理経費及び科目別ごみ排出量、市民一人当たりのごみ排出量やごみ処理経費、ごみ収集量の推移等について集計し、毎年公表しているものです。

令和5年度版の作成に当たり、従来からページ数を削減しましたところ、前回の審議会におきまして、その点についてご意見をいただきました。令和6年度版の作成に当たりましては、その点を踏まえて改善を図っておりますので、その点についてもご説明させていただければと考えております。

なお、お配りした資料では、ページ番号を付番する前の状態でお配りしておりますが、その点、あらかじめご了承いただければ幸いです。

それでは、具体的な説明に入らせていただきます。

お配りした清掃概要の、1枚目裏面をご覧ください。

令和6年度の歳出決算額としましては、「2 歳出決算額」に記載のとおり、合計で14億5,195万4,077円となります。科目別の決算額としましては、その下の表に記載のとおりです。

2枚目の表面をご覧ください。

今回の清掃概要におきまして、先ほどの表をグラフにしたものを追加しております。歳入、歳出の科目別構成比、ごみ処理決算額の科目別構成比を円グラフで表しております。

続いて、その裏面をご覧ください。

こちらも今回の清掃概要で追加したページとして、ごみ・資源物の処理の流れをイラスト等で図示したものを追加しました。家庭から出る可燃ごみにつきましては、多摩川衛生組合で焼却されます。不燃ごみにつきましても、破砕処理を施された後、資源物を取り除き、残りを焼却処理いたします。その他、プラスチック類ごみ等の処理の流れについては、このイラストのとおりでございます。なお、配布した資料では、プラスチック類ごみを「(1)ごみの処理の流れ」の方に掲載しておりますが、こちらは後の集計でも「資源物」として集計しておりますので、「(2)資源物の流れ」の方に変更させていただこうと考えております。また、あわせて、発火物、粗大ごみ、有害ごみの並び順についても見直させていただく予定です。

続きまして、その次のページをご覧ください。

科目別の年間1人当たりのごみ排出量としましては、「3 年間1人当りの排出量の推移」にありますとおり、令和6年度は可燃ごみが149.58kg、不燃・有害ごみが8.00kg、粗大ごみが6.52kgとなり、資源ごみ等を含め合計で228.83kgとなりました。年間1人当り排出量を年度間で比較しますと、令和2年度の254.82kg以降、毎年度減少しております。

続きまして、その裏面をご覧ください。

こちらは、平成23年度以降のごみ収集量を一覧にしたものになります。

次のページをご覧ください。

こちらの下のグラフ、「8 狛江市の人口とごみの収集量総数の推移」と書かれたグラフが、先ほどの一覧表をグラフにしたものになります。こちらをご覧いただきますと、ごみ収集量につきましては、令和2年度に一旦のピークを迎えた後、順調に減少していることがわかります。

その裏面には、可燃ごみ、不燃ごみ、その他ごみのそれぞれの推移のグラフを掲載しております。

続きまして、一つ飛びまして、次のページの裏面をご覧ください。

「13 資源物」の表にありますとおり、令和6年度の資源化量としましては、資源物として回収したもののほか、エコセメント化を図ったものも含めまして、合計で7,027トン、令和6年度のごみの総排出量18,803トンで割った総資源化率は、37.4%となりました。

こちらの清掃概要の案につきましては、この審議会でご了承いただきましたら、庁議にかけさせていただき、その後、有償刊行物として登録します。その後、関係機関等に送付するとともに、ホームページに掲載予定です。

議題1、令和6年度清掃概要案についての説明は以上となります。

(会長)

何か質疑等ございますか。

(大門委員)

12番の、飼い主のある動物の死体収集処分件数についてですが、飼い主がいるならご自分で処理するのが当然だと思っているので、どうしてこの件数になっているのか理解ができません。

(事務局・清掃課長)

 犬猫が亡くなった場合、死体を清掃課に持ち込む場合は1頭3,500円、職員が引き取りに行く場合は4,500円の負担となります。

 飼い主が直接ペット専門のお寺や葬儀場に処理を依頼すると負担額が大きいかと思います。なかなか難しいという場合に引き取り、市が処理をするというのも清掃課の所掌事務の一つとなっています。

(大門委員)

私が以前飼っていたインコが亡くなった時はお寺でお葬式を挙げて納骨もしました。位牌もありますそれくらいかわいがっていたので、お金の問題ではなく、自分で最後まで見届けたいという気持ちがあり、疑問に思いました。

(杉田委員)

清掃課に持ち込まれた動物の死体はどのように処理されていますか。

(事務局・清掃課長)

 慈恵院というお寺に持って行き、焼却されます。その処理費用は税金でまかなわれているということになります。動物の死体収集処分は清掃課の所掌事務で、業務の一つとなっています。

(勝又委員)

車に轢かれた猫の死体も収集して、お寺に持って行って焼却処理されるのでしょうか。

(事務局・清掃課長)

清掃課から慈恵院へは委託業者が持って行きます。

死体が見つかった現場が都道であれば処分費用は東京都の負担となり、市道であれば市の負担となります。

(大門委員)

それは飼い主のいない動物ですよね。飼い主がいるのに市に処分を依頼することは私には理解できません。

(会長)

私ごとですが、昨年、19年飼っていた猫が亡くなりました。専門業者を呼んで焼却炉のある車で来て、庭で火葬してもらいました。このような専門業者に依頼すると遺骨が戻ってきます。市の方で処理を依頼するとまとめて焼却するので、遺骨も戻ってきません。金額の違いもありますが、そういった違いもあります。飼っている方の考え方の違いもあるかと思います。

(重國委員)

その他、というのはどのような動物があるのでしょうか。

(事務局・清掃課長)

タヌキやハクビシンなど、四本足の動物です。

(勝又委員)

カラスはその他に含まれますか。

(事務局・清掃課長)

カラスは可燃ごみとなります。ねずみも可燃ごみです。

(重國委員)

先日、古い家の庭の木を切ったら動物の死体が出てきました。タヌキかと思ったのですが、尻尾が縞模様だったのでアライグマでした。清掃課に電話で問い合わせをしたのですが、家の敷地内であれば家主が処理して可燃ごみとして出してくださいとのことでした。敷地外の場合は、行旅病死の動物ということで、市の方で回収するということなのでしょうか。

(事務局・清掃課長)

そのようになります。

不法投棄もそうなのですが、敷地内であれば所有者が責任を持って処理するという義務があります。ただ、道路であれば市が処理することとなります。

(重國委員)

行旅病死の動物のその他の収集処理件数は、令和5年度と比較して令和6年度は増えていますが、何か原因はあるのでしょうか。

(事務局・清掃課長)

その他には、四本足の動物以外にカラス、鳩、ネズミ等の小動物も含まれます。特に原因はないかと思います。

(大門委員)

今回、勉強になりました。

(勝又委員)

以前、鯉を可燃ごみで出しましたが間違った出し方ではないですか。

(事務局・清掃課長)

鯉は可燃ごみで問題ありません。

(勝又委員)

前にハクビシンが敷地に入ってきたので市に連絡したのですが、市では何もできませんと言われました。

(事務局・清掃課長)

市では駆除をしてくれる公益社団法人東京都ペストコントロール協会の紹介をしていますが、費用は所有者の負担となります。

(勝又委員)

スズメハチの処理は市でやってもらえるのでしょうか。

(事務局・清掃課長)

スズメバチであれば、市の費用負担で巣の撤去をしますが、スズメバチ以外の蜂であれば土地の管理者が負担することになります。下見だけで5千円発生し、撤去については巣の高さにもよりますが、最低でも2万円はかかります。

(森山委員)

鳩が巣を作ってしまった場合は、市に連絡すると撤去してもらえるのでしょうか。

(事務局・清掃課長)

マンションであれば管理している管理会社に相談していただくようになります。戸建てであれば所有者がご自身で公益社団法人東京都ペストコントロール協会等に依頼していただくようになります。

(委員・環境部長)

皆さまのおかげでごみ減量が進んでいることはとてもありがたいことと思います。清掃概要は昨年度と比較して読みやすくなっていると思いますが、数字が多いので、イラスト等を追加してはいかがでしょうか。環境部には「えこまさん」というキャラクターがいるので、そういったものを入れて柔らかい雰囲気にしてはいかがでしょうか。

(事務局・業務係長)

承知いたしました。

さらに見やすい清掃概要となるよう、ある程度空白のあるページについて、関連するイラストを載せる方向で調整いたします。

(勝又委員)

ビン、缶、ペットボトルは全てこちらのビン缶リサイクルセンターに運ばれてくるのでしょうか。

(事務局・清掃課長)

自動販売機やコンビニエンスストアなどで出るものは別ですが、家庭から出るものについては、全てビン缶リサイクルセンターに運ばれてきます。

(大門委員)

中はきれいに洗ったものが出されていますか。

(事務局・清掃課長)

キャップとラベルを外して、中は軽くすすいで、潰して出すようにお願いしています。

(勝又委員)

缶も潰して出した方がよいですか。

(事務局・清掃課長)

ペットボトルは潰すのですが、缶は潰さずに出してください。

(勝又委員)

ペットフードの缶詰の缶を洗おうとすると、きれいに洗うのがとても大変です。洗う時に蓋で手を切ってしまうこともあります。そのようなものは不燃ごみで出せばよいでしょうか。

(事務局・清掃課長)

汚れていたり、危ないものは不燃ごみで出してください。それはビンについても同じです。

(重國委員)

グラフ6と8を見ると、ごみの総量は減っているけれど、処理費用が増えています。経費と言っても収集運搬や処理費用といくつかあると思います。どこの部分で増えているのでしょうか。

(事務局・清掃課長)

令和5年度からプラスチック類ごみのリサイクルが始まりました。令和4年度のごみ処理経費は約11億円で、令和5年度と6年度は約14億円となっています。差額の約3億円がプラスチック類ごみの収集運搬や処理に関する経費となります。

(重國委員)

プラスチック類ごみ以外の単価として経費は増えていますか。

(事務局・清掃課長)

 ごみの総量は減っているのですが、収集運搬費に係る人件費や燃料費等が上がっているため、単価経費は増えています。

(重國委員)

プラスチック類ごみの収集を開始するにあたって、この審議会でも様々な議論があったことと思います。毎年約3億円かかるけれど導入に至ったということは、将来焼却炉を建て替える時に国から補助金が出るというところが大きいのだと思います。単純に計算すると、毎年3億円で20年で60億円かかりますが、焼却炉を建替える時は数百億円位かかるのではないかと思います。

(事務局・清掃課長)

多摩川衛生組合の施設を更新することになっています。日の出町にある二ツ塚最終処分場では埋め立てをしていましたが、平成30年度からは埋め立てがゼロとなっています。可燃ごみの焼却灰の残渣を埋め立てていましたが、その灰をエコセメント化して利用しています。エコセメント化施設も老朽化しているため、更新工事に数百億を超え、運営経費を含めると1千億円を超えます。プラスチック類ごみのリサイクルをしていなかったのが狛江市と稲城市でした。国の法律が令和4年4月に変わりまして、プラスチック類ごみのリサイクルをやらないと建替え時に補助金が出ない可能性もあるとのことでしたので、狛江市と稲城市も取り組みを始めました。

データにつきましては、東京たま広域資源循環組合や多摩川衛生組合のホームページやパンフレット等に掲載されていますので、ご覧いただければと思います。

(会長)

それでは、議題1についてはこれでよろしいでしょうか。

次に議題2 新たなごみ減量方法の検討について、事務局より説明願います。

(事務局・清掃課長)

二つの諮問のうち、新たなごみ減量方法の検討について、でございますが、これは現在行っている「低熱分解型アップサイクルユニット」を活用した有機系不要物の処理実験を踏まえ、新たな技術を活用したごみ減量の可能性について検討を行っていただくものでございます。

前回の議題となっていたアップサイクルユニットでも少し触れましたが、現在、機械を止めている状況です。今後の進め方・スケジュールを作成して、委員の皆さまにお示しし、庁内及び東京都や環境省と調整してまいりたいと考えています。その上で検討に入ることを想定しており、今後丁寧に進めてまいりたいと考えています。

(会長) 

業者の方と詳細を調整していただいて、スケジュール案がまとまりましたらご報告をお願いします。この件でご質問はありますか。

ないようですので議題2については以上とします。

次に議題3 その他について、事務局より説明願います。

(事務局・清掃課長)

前回の審議会において、重國委員からいただいた環境負荷の効果検証の件につきまして、情報提供させていただきます。

多摩川衛生組合から温室効果ガス(CO2)排出実績について確認をいたしました。基準年度の平成26年度のCO2の排出量は47,475トンありました。これが、令和3年度45,168トン、令和4年度44,551トン、令和5年度42,313トンと年々減少しており、令和5年度と基準年度の平成26年度との比率はマイナス10.9%減少していることを確認しています。

説明は以上となります。

続きまして、次回の開催予定につきまして、係長の方から案内させていただきます。

(事務局・業務係長)

次回の審議会の開催予定ですが、8月19日火曜日、午後2時30分から、こちらの会議室で開催を予定しております。

(会長)

それでは、次回は8月19日(火)ですのでよろしくお願いします。これにて、第3回ごみ半減推進審議会を終了します。

お疲れさまでした。