狛江市都市計画審議会(令和7年6月25日)
1 日時 |
令和7年6月25日(水曜日)午後2時55分~3時35分 |
2 場所 |
狛江市役所 防災センター 3階会議室 |
3 出席者 |
委員: 臨時委員: 幹事: |
4 欠席者 |
土橋 和美、華頂 宏基、二井 昭佳、大矢根 淳 |
5 議題 |
1 調布都市計画下水道の変更(案)について(報告) 2 調布都市計画公園・緑地の変更(案)について(報告) |
6 提出資料 |
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7 会議の結果 事務局: ただ今から令和7年度第1回狛江市都市計画審議会を始めさせていただきます。 本日は御多忙の中、御出席を賜り、誠にありがとうございます。始めに、市長の松原から開会の御挨拶申し上げます。 市 長: 皆様こんにちは。市長の松原でございます。 本日は、令和1年度第1回狛江市都市計画審議会にお集まりいただきましてありがとうございます。 委員の皆様方には狛江市のまちづくりに御尽力、また御協力をいただいておりますことを、この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございます。 この度、委員を継続してお引き受けいただいた方、また、新たな委員として本審議会に御参加いただく方々がいらっしゃいます。これからも、都市計画について議論をしていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 本日の報告事項は、 ・調布都市計画下水道の変更(案)について ・調布都市計画公園・緑地の変更(案)について の2件になります。 変更内容は、根川ポンプ施設に係るものと、(仮称)駒井公園に係るものとなります。 令和元年東日本台風では、狛江市においても甚大な浸水被害がございました。 市ではこれまで、様々な浸水対策を実施してまいりましたが、この度、六郷排水樋管流域に設けるポンプ施設の基本設計が完了したため、ポンプ施設の設置に向けた都市計画変更の手続きを行うこととなりました。 ポンプ施設は、再度災害防止に向けた要となる施設でございます。 安心して暮らせる安全なまちづくりに向けて、引き続き、本事業を進めてまいりますので、本日はどうぞよろしくお願いいたします。 事務局: 誠に申し訳ありませんが、ここで市長は公務により途中退席させていただきます。 (市長退席) 事務局: それでは、事務局より、委員の御紹介をさせていただきます。 事務局: 狛江市都市計画審議会条例第3条第1項第2号に基づく委員につきまして、本年5月の狛江市議会臨時会おいて、狛江市議会より5名の都市計画審議会委員が選出されました。御紹介させていただきます。 狛江市議会議員の三宅まことさんです。小木哲朗さんです。太田久美子さんです。宮坂良子さんです。佐々木貴史さんです。 続いて、狛江市都市計画審議会条例第4条に基づく臨時委員につきまして、令和7年5月14日付けで、委嘱をさせていただきましたので、御紹介させていただきます。 調布警察署長の筒井朝彦さんです。本日は公務のため、代理として、調布警察署警務課長の戸根雅之さんにお越しいただいております。 続きまして、狛江消防署長の渡邊薫さんです。本日は公務のため、代理として、狛江消防署警防課長の牧野史周さんにお越しいただいております。 以上が、新たに委嘱させていただいた委員の皆様となりますので、よろしくお願いいたします。 事務局: 委嘱状につきましては、皆様のお席に御用意しておりますので、御確認ください。 これより議事進行を町田会長にお願いいたします。 会 長: 狛江市都市計画審議会の会長の町田です。本日の議事を進めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 それでは、令和7年度第1回狛江市都市計画審議会を開催させていただきます。 本日は、招集委員15名のうち11名が出席されております。 狛江市都市計画審議会条例第7条第2項の規定に基づき、過半数以上の出席ということで本会議は成立いたします。 次に、会議録の署名者を選出いたします。狛江市都市計画審議会運営規則第13条第3項の規定により、議長と議長が指名する委員が署名することになっておりますが、本日、佐々木委員にお願いいたします。 委 員: かしこまりました。 会 長: 会議の公開について事務局から説明をお願いします。 事務局: 本日の審議会に先立ちまして、広報及びホームページで告知を行いました。本日14時30分より受付を開始いたしまして、1名の方が傍聴を希望しております。なお、報道関係等からの傍聴希望等についてはなかったことを報告いたします。 会 長: それでは、傍聴人に入室いただきます。 (傍聴人着席) 会 長: それでは、初めに資料の案内をさせていただきます。事務局より説明をお願いします。 事務局: では、本日の資料について、説明いたします。 事前配布資料は、 ・開催通知(A4 1枚) 当日配布資料は、 ・次第及び配布資料一覧(A4 1枚) ・資料1 議題1 調布都市計画下水道の変更(案)について 議題2 調布都市計画公園・緑地の変更(案)について (スライド資料)(A4 11枚) ・狛江市都市計画図(A1 1枚) ・狛江市都市計画審議会委員・臨時委員名簿(A4 1枚) 以上となります。 御質問等ある場合は、挙手をしていただきますようお願いいたします。こちらでマイクをお持ちいたします。それでは、町田会長お願いいたします。 会 長: それでは、議題に入ります。議題1調布都市計画下水道の変更(案)について、議題2調布都市計画公園・緑地の変更(案)について、関連する報告案件でございます。これは一括で御説明いただけますか。 事務局: はい、こちら併せて御説明させていただきたいと思います。 会 長: 議題1と議題2を一括で御説明をお願いします。 事務局: それでは、議題1調布都市計画下水道の変更(案)について、議題2調布都市計画公園・緑地の変更(案)について御説明いたします。 本議題は、根川ポンプ施設の変更に係るものと、(仮称)駒井公園の変更に係るものとになります。根川ポンプ施設の変更に係るものにつきましては、議題1と議題2のそれぞれに関連しておりますので、併せて御説明いたします。 まずは、根川ポンプ施設の変更に係るものについて、御説明いたします。 狛江市では、令和元年東日本台風に伴う多摩川の水位上昇により、根川雨水幹線からの放流が十分にできなかったことで、根川雨水幹線流において、甚大な浸水被害が発生しました。 こちらのスライドは令和元年東日本台風における浸水被害の状況で、左側は浸水被害の状況です。右側はコンピューター上でシミュレーションにて再現し、被災当時の最大浸水深が分かるような図となっております。 市ではこれまで、様々な浸水対策を実施してまいりましたが、ポンプ施設の設置により、令和元年東日本台風と同規模の台風が来ても、浸水が生じないよう再度災害防止に取り組みます。 なお、再度災害防止とは、過去の災害時と同様の降雨により、再び同規模の被害が生じることを防止することを指します。 今回設置するポンプ施設について御説明いたします。 ポンプ施設は、根川雨水幹線流域の全ての雨水を集めて排水するために流域の最下流部に位置することが必要ですが、その整備に適した用地は根川緑地を一部含む根川公園の一帯をおいてほかにはないため、根川公園内に設けることといたします。 ポンプ施設は、定置式ポンプを3台設け、その他、既設の逆流防止ゲートに加え、新たに逆流防止ゲートを設置します。 左側がポンプ施設で水の流れを表現しています。 根川雨水幹線の水が除塵機でゴミが濾し取られ、定置式ポンプにて押し出された水が吐出水槽を経由し、逆流防止ゲートで囲まれた管路を通って多摩川に排水されていきます。 こちらのスライドが、ポンプ施設の南西から望む鳥瞰図になります。矢印で水の流れを表現しています。 こちらのスライドが、ポンプ施設の立面図になります。周辺への配慮として、周辺環境と調和するよう周囲の建物に合わせベージュ系の色彩とするつもりです。屋上に設置している2.0mの目隠しルーバーフェンスの上部までで、六郷さくら通りの道路面より9mを想定しております。また、建屋の高さ、屋上部のフェンス、建屋の色合い等について御意見をいただいておりますので、詳細設計の中で検討してまいります。 こちらのスライドが、断面図になります。建物は1階建てで、高さ6.7mですが、屋上に電気設備を配置し、最大高さは自家発電機の排気口で12.75mを想定しています。 これより「周辺環境との調和」について御説明いたします。まずは日影についてです。スライドの左側が第1種低層住居専用地域、スライドの右側が第1種中高層住居専用地域です。用途地域に対して、建築基準法第56条の2(日影による中高層の建築物の高さの制限)の規制内に収まっています。 続いて騒音対策についてです。この施設で最も大きな音が出る機械は非常用発電機です。発電機は停電の際に使用する非常用のため、規制対象ではありませんが、周辺で実測した55デシベルを民地側の敷地境界で下回るような対策を実施します。 続いて景観についてです。ポンプ施設の北側から望む透視図を作成し、北側から見た眺望について、ポンプ施設設置前後を比較しました。 次に、都市計画の変更に係る内容について御説明いたします。 今、御説明した根川ポンプ施設を赤枠の範囲に設置するため、調布都市計画下水道狛江市公共下水道を変更し、根川雨水幹線ポンプ場を追加します。 また根川雨水幹線ポンプ場の追加に合わせ、調布都市計画公園第2・2・41号根川公園の区域の一部を削除するとともに、根川雨水幹線ポンプ場の北側の区域については、調布都市画緑地第9号根川緑地の区域に追加する変更をいたします。 こちらのスライドは、ポンプ施設の南側から望む透視図となります。 根川公園は、工事の際には全面を施工ヤードとして使用し、ポンプ施設の工事完了後に公園として復元します。これまで公園内にあった樹木も可能な範囲で移植したいと考えております。 また都道である六郷さくら通りに接する部分については、これまで通り都道と住宅地とつなぐ形状となるほか、現在と同じような緩やかな傾斜地となります。玉翠園の玉石垣については、現在の石垣を解体する際に、可能な限り玉石を保存し、復元した公園で再利用することで、玉石垣の面影を残すようにしたいと考えております。 同様に北側から望む透視図になります。 ポンプ施設の北側の区域については、根川緑地の一部として整備いたします。 続いて、根川公園周辺の公園に係る内容について御説明いたします。 先ほど御説明した根川公園の区域面積減に伴い、周辺において、既に都市公園として開園している3園を、都市計画公園として追加いたします。なお、これにより、都市計画公園の空白地域が解消され、適切な公園配置を図ることができます。 続いて、令和7年5月9日及び10日に開催した市民説明会について御説明いたします。令和元年東日本台風の再度災害防止に向けた取組状況について御説明し、2日間で75名の方に御参加いただきました。 市民説明会でいただいた主な意見・質問と市の回答となります。 「浸水シミュレーションについて、多摩川住宅の建替えに伴い、盛土されて建築されているが、ポンプ施設の設置後は、浸水被害は出ないと言い切ってよろしいでしょうか。」との質問につきましては、「浸水シミュレーションでは、令和元年東日本台風と同規模の台風が来た際を想定し、ポンプ施設設置後は、浸水被害が解消されるというシミュレーション結果となっています。」と回答しております。 また、「施設計画や施設整備後に行う公園の復元について、近隣住民の意見を聞いてほしい。」との意見がございましたので、こちらにつきましては、周辺にお住まいの方の御意見を伺って進めてまいります。 続いて、2点目の(仮称)駒井公園に係る変更内容を御説明いたします。 (仮称)駒井公園は、令和6年3月に公園整備基本計画を策定し、令和8年度の一部開園を目指し、整備を進めております。 公園の東側に、障がい者用駐車区画の設置によるバリアフリーの強化を図るため、位置、区域及び面積を変更いたします。 最後に今後のスケジュールとなります。 本日の報告後、8月に都市計画原案に係る公聴会の開催と公告・縦覧を行うとともに、11月に都市計画案の公告・縦覧を行います。 そして、12月開催の都市計画審議会で諮問をさせていただいた上で、年内に都市計画決定・告示を行いたいと考えております。 以上で、説明を終わります。 会 長: 御意見・御質問がある方は、お願いいたします。 委 員: 根川公園内にポンプ施設を整備し、周辺の3つの都市公園を都市計画公園にすることで、都市計画公園としての面積は同等になることは分かりました。この計画については賛成しますが、狛江市全体として公園の面積が減ることについて、何か対策等はございますか。 事務局: 今回、防災上の課題解決のため、やむを得ず根川公園の一部を削除することとなりました。このため、御指摘の通り、開設している公園の面積は減ることとなります。 都市計画公園の面積を確保するために、今回の都市計画変更案となっていますが、現状では新たに公園を整備する計画はございません。 委 員: 今は計画がないということですが、将来的にはいかがでしょうか。 事務局: 開設公園の面積の変更について、狛江市としては都市計画マスタープランにおいても生産緑地等の変化に伴い、新たな公園の指定を含め検討することとしておりますので、時期を捉えて、対応を検討してまいりたいと考えております。 会 長: 何点か確認させてください。スライドの4ページの図には、赤線の根川雨水幹線、青線の根川第2雨水幹線、緑線の根川第1雨水幹線があります。根川ポンプ施設に、この3本の幹線が集中し、雨水対策になるということですか。 事務局: 雨水幹線が3本集まり、それぞれの幹線からの流水をポンプで排水できるようになっており、全て集水できるような形で考えております。 会 長: 根川雨水幹線は、狛江市内だけを流れているわけではないですよね。どの程度の範囲をこの雨水幹線が担っているのでしょうか。 事務局: 根川雨水幹線は調布市にも及んでおります。全体流域の約1割が狛江市に、約9割が調布市でございます。 会 長: 多摩川に雨水を流出するためには、狛江市が提案されているルートが必要だと捉えてよろしいですか。 事務局: 自治体の区域というよりは、どうしても土地の高低差がございますので、流域という単位で狛江調布合わせて流入するような施設が必要となっております。 会 長: 根川ポンプ施設の高さが12.75mと説明がありましたが、一番高いところが12.75mなのですか。 事務局: スライドの8ページを御覧ください。 通常は外部電源により運動するポンプですが、停電対策のために自家発電機の導入を考えております。屋上に設置予定の自家発電機の排気口の突端までが12.75mとなっております。 会 長: 排気口ということですが、大きなものではないですか。日影や圧迫感に影響するものではないですか。 事務局: 排気口の突端そのものが、日影や圧迫感に影響を与えるものではないと考えています。 会 長: 根川ポンプ施設の建物はアースカラーで落ち着いた色合いを計画されているようですが、機械類も同様の色合いにする計画ですか。 事務局: スライドの6ページを御覧ください。 この鳥瞰図でお示ししているように、機器類もアースカラーで仕上げる予定です。 会 長: 分かりました。 委 員: 工事の主体がどこなのか、工期はいつなのか、費用負担はどこがするのか、この3点について御回答願います。 事務局: 狛江市で管理している雨水幹線のため、工事の主体は狛江市になります。令和8年度中に工事を始め、令和13年度中にはポンプ機能として共用を開始したいと考えております。公園の復元工事を含めた全体の工期は、令和14年度に及ぶと考えております。投映資料「事業のスケジュール(案)」に工期をお示ししております。 費用については、国庫補助事業として全体費用の2分の1を見込んでおり、東京都の補助金は全体費用の4分の1を見込んでおります。残りの4分の1を市費で負担する予定です。 市費については、流域面積をもとに調布市と狛江市で案分する方法を検討しております。 委 員: 分かりました。ありがとうございます。 会 長: ほかに何かありますか。 ないようですので、本日の狛江市都市計画審議会はこれにて終了いたします。 |
狛江市都市計画審議会委員・臨時委員名簿
肩書 | 選任の区分 | 氏名 |
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会長 | 学識経験者 | 町田 修二 |
職務代理 | 学識経験者 | 遠藤 正宏 |
委員 | 学識経験者 | 大矢根 淳 |
委員 | 学識経験者 | 二井 昭佳 |
委員 | 市議会委員 | 三宅 まこと |
委員 | 市議会委員 | 小木 哲朗 |
委員 | 市議会委員 | 太田 久美子 |
委員 | 市議会委員 | 宮坂 良子 |
委員 | 市議会委員 | 佐々木 貴史 |
委員 | 東京都多摩建築指導事務所長 | 茂木 竜一 |
委員 | 狛江市の住民 | 末 琳太郎 |
委員 | 狛江市の住民 | 土橋 和美 |
委員 | 狛江市の住民 | 華頂 宏基 |
臨時委員 | 調布警察署長 | 筒井 朝彦 |
臨時委員 | 狛江消防署長 | 渡邊 薫 |